外壁補修工事

FST工法とは

従来よりタイル外壁、モルタル外壁の補修工法として、外壁に振動ドリルにより孔をあけ樹脂を注入し全ネジピンを差し込み固定する従来工法(ピンニング工法)と、外壁に孔をあけ金属系拡張アンカーを打ち込み、拡張アンカーの脳天より樹脂を注入して固定する注入口付アンカーピン工法があります。しかしこの二つの工法の抱える問題点もあります。また、現在では従来工法の問題を改善した工法もありますが、まだ、不十分な点があります。

 

FST工法は、振動ドリルの欠点を改善した湿式ドリルを使用しながらも、樹脂注入

作業での注入不良をも解決すべく、新たに開発しました。

 

T−2ドリル(湿式二軸低騒音ドリル)は、従来のドリルの性能を飛躍的に高め、低騒音,低振動,無粉塵、高回転,高トルクと高い作業効率を実現しました。特に難題を極める樹脂注入作業においても、FSノズル(多層空隙注入ノズル)の開発により全ての注入問題が解決されました。

T2ドリル

 

T2ドリル

FSノズル(多層空隙注入ノズル)の使用により、最終工程のラージネックピン(キャップ併用首太全ネジピン)の使用をもって、外壁改修補強工事の安全な施工を実現しました。

 

従来の湿式低騒音ドリルは振動ドリルの欠点を解決するために発明されたものです。これに対してFST工法は、湿式低騒音ドリルを使用しながらも、樹脂注入作業の全ての問題を解決すべく、新たに開発されました。T-2ドリル(湿式二軸低騒音ドリル)はその性能を飛躍的に高め(低騒音、低振動、無粉塵、高回転、高トルク)、高い作業能率を達成。特に難題を極める樹脂注入作業においても、FSノズル(多層空隙注入ノズル)の開発により全ての注入問題が解決されました。これにより、最終工程のラージネックピン(キャップ併用首太全ネジピン)の使用をもって、外装改修補強工事の安全な施工が完成いたしました。

 

FST工法の最大特徴 FSノズル

◎ドリルの精度向上高回転、高トルク、高精度、高作業能率を実現しました。

◎穿孔刃のノンスリット化穿孔時のかじり音、振動、騒音を低減しました。

◎ノズルの自動調整機能孔の最深部から樹脂を注入しつつ、同時にその注入圧から生じる反発圧により、ノズルが自動的に戻る機構を備えています。

◎手動による調整手動機構によりノズルの樹脂注入口の位置が自由に調整でき、常に樹脂注入状況を確認しつつ注入作業を進めることができます。

◎樹脂注入量の調整注入孔の位置が自由に調整ができることから、樹脂注入量の調整も可能となり、樹脂の過剰な注入を回避することが容易になりました。

◎最深部からの段階的注入手動によるノズル口の微調整は、一層浮、二層浮、三層浮、四層浮等のどのような多層空隙に対しても、確実な樹脂注入を可能とし、樹脂注入のみの外壁改修補強も可能となりました。

◎ラージネックピンによる仕上げキャップ一体型の全ネジピンであるために仕上がりがきれいになりました。

 

FSノズル

樹脂注入状況についての一般ノズルとFSノズルの比較

 

一般ノズルでは上部より樹脂を注入するため、内部空気の反発により、いかなる場合にも躯体(下部)に樹脂が注入されることがありません。また、最下部より樹脂を注入しても、上層部に注入されることはありません。FSノズルは注入位置を可変することにより、全ての層に注入が可能となります。

多層空隙位置停止対応